雄大な琵琶湖を見下ろす、標高約1,100mの天空リゾート

ロープウェイがいざなう標高約1,100mの山岳リゾートで、夏は多彩なアクティビティ、冬はスキー場が人気。なかでも、打見山頂にある「びわ湖テラス」は眺望抜群。テラス内のカフェ「The Main」では、オリジナルのスイーツやドリンク片手に雄大な湖を見下ろすことができます。

「The Main」へは、ロープウェイで約5分。360度ガラス張りのキャビンからは新緑や紅葉、雪景色といった季節の山岳風景や、晴れた日は遠く大阪市内のビル群も一望。ゆっくりと運行しているので、パノラマ絶景を存分に楽しめます。

森に張り巡らされた全6コースの「ジップラインアドベンチャー」（有料・予約優先）などのアクティビティも豊富。ほかにも、夏山に抱かれた「サマーランド」では、絶景ブランコなど約40種類の無料遊具で遊べて気分爽快です。

近江八景で名高い、湖中のお堂が幻想的

臨済宗大徳寺派の寺院。琵琶湖の湖上安全を祈るとともに、人々を悟りへと導くために平安時代に建立されたと伝えられています。琵琶湖西岸にある境内からは、近江八景「堅田の落雁」として名高い湖上の浮御堂へ参拝可能。「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」として日本遺産にも登録されています。

琵琶湖に面して植えられた立派な青松も見どころ。青松越しの湖、そして湖中に浮かぶお堂と、その上を飛ぶ水鳥とがコラボする様子はまさに絶景。穏やかな波の音に耳を澄ませば、風雅な水墨画の中に迷い込んだような気分に。

境内の観音堂には、国の重要文化財である聖観音座像が安置されています。薬師如来像や十一面観音像とともに拝観を。山門のそばには、俳人・阿波野青畝が「五月雨の雨垂ばかり浮御堂」と詠んだ句碑も立てられています。

清々しい深緑ドライブで三塔を巡拝しよう

788（延暦7）年に最澄が開創した天台宗の総本山で、世界文化遺産にも認定されています。延暦寺とは、比叡山の山内にある1,700haの境内地に点在する約100の堂宇の総称で、地域別に区分した「東塔（とうどう）」、「西塔（さいとう）」、「横川（よかわ）」を三塔といい、三塔それぞれに本堂があります。※「東塔」の「根本中堂」は現在大改修中（〜2027年 ※予定）。工事中は、一般参拝者も「修学ステージ」で屋根の高さまで上ることができ、貴重な国宝・重文改修の様子を見学することができます。

「西塔」の本堂にあたり、釈迦如来像を本尊とする「釈迦堂（転法輪堂）」。もとは三井寺（園城寺）の金堂でしたが、豊臣秀吉によって1595（文禄4）年に移築されました。山内に現存する最古の建築物で、「西塔」の鐘楼と共に国の重要文化財に指定されています。

「常行堂」と「法華堂」という同形の2棟が並ぶお堂は、両堂をつなぐ廊下を武蔵坊弁慶が担いだという伝説から「にない堂」とも言われています（内部非公開）。「にない堂」が立つ「西塔」から北へ約4kmの「横川」ではまるで船が浮かんでいるように見える舞台作りの「横川中堂」が見どころです。