鈴虫の音色に癒されながら、名物説法で心穏やかに

1723（享保8）年に開創した寺院で、通称「鈴虫寺」の名で親しまれています。きっかけは、先々代である8代目住職が座禅中に鈴虫の音色で開眼したことから。以降、長年飼育法を研究し続け、今では一年中、リンリンと美しい音色が響く寺として有名に。鈴虫の声をBGMに、住職や僧侶による時事や笑いを交えた話が聞ける「鈴虫説法」は、心がふっと軽くなると人気です。

境内の「幸福地蔵菩薩」は、全国でも珍しいわらじを履いたお地蔵様。黄色い幸福御守とともに祈願すれば、良縁、子授け、商売繁盛、合格祈願など、あらゆる願いごとを一つだけ叶えてくれると言われています。

開山300年を迎える2023年は通常の御朱印（写真左）に加え、3種類の特別御朱印（宝冠釈迦如来、大日如来、幸福地蔵菩薩）を授与中。その他、回遊式庭園も見どころで、珍しい種類の竹や季節の木々、京都市内を見下ろす高台などを散策できます。

京都の海、川のいきものが暮らす大型水族館

森や芝生が広がる梅小路公園内。「近づくと、もっと好きになる。」をコンセプトに、海や川のいきものを10エリアで展示。ひときわ目を引く「京の海」大水槽（写真）は、1〜2階にまたがる約500tの大水槽に京都の豊かな海を再現。天窓や洞窟など7つのビュースポットから、マイワシの群れやアマダイなど約50種のいきものを観察できます。

約30種5,000匹のクラゲがたゆたう「クラゲワンダー」は神秘的。360度パノラマ水槽では約1,500匹のミズクラゲが漂う幻想的な水中空間が広がります。クラゲの魅力を楽しめる期間限定イベント「くらげと風鈴」（〜10/2）も開催され、約170個のクラゲ風鈴の展示や、クラゲをイメージしたグルメやスイーツなども楽しめます。

2022年9月には「鴨川の主、オオサンショウウオ」がオープンし、国の特別天然記念物であるオオサンショウウオのリアルな生態にふれる展示がますます充実。京都の豊かな里山や、京都特有の淡水生物を紹介するコーナーも魅力的です。そのほか、人気のペンギンやアザラシ、イルカなど約250種1万5,000点が暮らす館内は隅々まで見応えたっぷりです。

手作り体験や工場見学で京都銘菓「おたべ」の魅力を深掘り！

京都銘菓の「つぶあん入り生八つ橋おたべ」をはじめ、京都土産の新定番「京ばあむ」など、種類豊富な季節の和洋菓子を販売。気になる味の「おたべ」を、1個から気軽に購入できるのもおたべ本館ならでは。館内では、「おたべ」の原料となる北海道十勝産小豆や国産コシヒカリなど、素材へのこだわりについても紹介しています。

おたべ本館2階の体験道場では、2つの手作りおたべ体験を開催。生八つ橋にあんを挟むお手軽コース「おてつくりおたべ体験」（約30分）と、生地作りから楽しめる本格的な「おたべ体験道場」（約1時間）から選べます。開催時間や予約方法など詳細は公式HPからご確認ください。

併設工場では、おたべの成形〜箱詰め作業の様子をガラス越しに見学可能（無料、予約不要※10名以上は要問い合わせ）。機械でスピーディに伸ばした生地に、あんをのせ、次々にお馴染みの三角形に包まれていく様子に思わず見とれてしまいます。※稼働時間は製造量により異なるため、見学当日におたべ本館へ問い合わせを。