川の跡地を活用した、四季の花咲く公園を散歩

かつて、街よりも高い位置を流れる天井川として知られた旧草津川。治水事業を経て役目を終えたその跡地に、2017（平成29）年に整備されたのが「草津川跡地公園」です。メロン街道から浜街道まで約1.2kmの「ai彩ひろば（区間2）」、JR琵琶湖線から市道大路16号付近まで約0.8km「de愛ひろば（区間5）」に分かれ、いずれも市民活動の場となるにぎわい活動棟を拠点に、テーマごとに雰囲気の異なるガーデンの散策を楽しむことができます。

「農と人との共生」をコンセプトとした「ai彩ひろば（区間2）」。子供たちが農を学べるスクールガーデンや、滑り台などを備えた遊具広場のほか、ガーデンショップやカフェ、ドッグランなども。また広場では、季節によって異なる花が植えられ来場者を楽しませてくれます（写真はジューンベリー）。

「de愛ひろば（区間5）」は、グラスガーデンやボーダーガーデンといった多彩なテーマの庭が見どころ。春はフォレストガーデンやロックガーデンが色づき、ローズガーデンも見ごろに。食事やヨガなどを楽しめる商業施設「クサツココリバ」もあり、人々が集うにぎわい空間を創出しています。

愛嬌たっぷりの信楽焼たぬきがずらり！自分で作る体験も

古窯の里・信楽にある土産店＆レストラン。店前にそびえる高さ約5mものたぬきの置物がトレードマークで、店内にも大きさや色、柄、表情も様々な信楽焼のたぬきがずらりと並びます。置物のほか、たぬき柄の食器や傘立てなども人気。裏山には昭和時代に造られた情緒ある登り窯もあり、無料で見学することができます。

電動ロクロや手びねり、絵付けなど多彩な陶芸体験も可能（予約優先）。なかでもイチオシは、昔ながらの信楽たぬきの型に粘土をはめて作る、高さ約18cmのたぬきづくり。スタッフさんのアドバイスのもと、自己流にアレンジしてオリジナルを完成させます！焼成後（2〜3カ月後）に手元に届けてくれます。

別館のショップでは、信楽焼の窯元による湯呑みや茶碗、お皿などの食器や花器など、種類豊富な器を販売。土の風合いを感じる、素朴で力強い信楽焼ならではの魅力に触れながら、自分だけのお気に入りを見つけて、毎日の暮らしに彩りを添えてみませんか。

レイクビューの公園で、春はシバザクラが見ごろに！

大津港の東から近江大橋まで、琵琶湖岸の約4.8kmにわたって整備された公園。芝生が美しい「おまつり広場」をはじめ、「打出の森」「プロムナード」「市民プラザ」「サンシャインビーチ」「膳所・晴嵐の道」の6つのエリアに分かれ、散歩やジョギングなどを楽しめる憩いの場となっています。

4月上旬〜5月上旬、「プロムナード」では約5万株のシバザクラが見ごろを迎えます。延長300m、面積1,300平方メートルの花壇一面に、淡いピンク色のシバザクラが絨毯のように広がる光景は圧巻。青い湖とピンクの花々のコントラストも見事です。

「サンシャインビーチ」では、公園管理棟をリノベーションした「SUNSHINE×BASE」が活動の拠点に。無料ドッグランや、レンタサイクル、竹馬やこま回しなど昔遊びの貸し出しも。休日にはキッチンカーも出店し、賑わいます。