【熊本県】人吉・球磨の新名所と、名湯湧く日奈久温泉街を散策

人吉名物「球磨川くだり」の発船場が、2021年7月に新たな観光拠点に生まれ変わりました。球磨川を運航する遊覧船、サイクリングツアーなどのアクティビティを用意し、街並みを見ながら人吉の魅力に触れられます。熊本県南地区の特産品がそろう土産コーナーのほか、熊本初出店となる「九州パンケーキCafe」も併設しています。

ツアーデスクではサイクリングツアー（大人￥8,000）などの申し込み、船頭が着用する半被や編笠のレンタルなどを行っています。2階にはBARカウンターや有名デザイナー・水戸岡鋭治氏が手がけたミーティングルームを完備。また、1階の「HITO×KUMA STORE」では、人吉・球磨、天草など熊本県内各地でセレクトした銘菓、調味料なども販売しています。

2020年豪雨災害後、川くだりはツアーを休止しており、再開までの間「遊覧船 梅花の渡し」（大人￥2,000）を実施しています。また、冬季期間（12月中旬～2月ごろ）限定で遊覧船「こたつ船」の運行も予定しています。雄大な自然を見ながらのんびり過ごせ、船頭によるガイダンスも楽しみの一つです。

創建1200年を超え、本殿・廊・幣殿・拝殿・楼門の5つの建物が国宝に指定される名社。歴史的建造物のなかには、屋根の柱に付いた神面など細部にまで施された装飾を見て周るのもおすすめです。五穀豊穣や子孫繁栄などご利益が多く、パワースポットとしても人気です。

社殿左手にある鮮やかな鳥居の先には「青井稲荷神社」が鎮座。そのほか、境内には「興護神社」「宮地嶽神社」、人吉市の天然記念物に指定される「神楠」（じんくす）などがあり、見どころ満載です。

「結守」（ひとよし むすびまもり、授与料1個￥1,000）。家族や大切な人との“結び”を守るといわれるお守りです。かわいらしいデザインで女性やカップルにも人気です。

約600年前に開湯した歴史情緒満載の温泉街。地域に湧く源泉は神経痛や冷え性などに効能があるとされ、古くから“癒しの湯”として親しまれています。18の共同浴場や旅館が点在し、源泉掛け流しの湯が満喫可能。10軒の旅館と「ばんぺい湯」では、1月31日（月）まで特産の晩白柚（ばんぺいゆ）を使った「晩白柚風呂」を実施中！

「日奈久温泉センター ばんぺい湯」前にある無料の足湯。ほっと一息つける癒しのスポットです。そのほか「いこいの広場」「金波楼」横にも設置され、いずれも無料で利用可能です。

「日奈久温泉センター ばんぺい湯」（入浴料大人￥520、小学生以下￥310、10:00〜22:00）は、地元八代市民を中心に多くの方に親しまれる大衆浴場です。湯は弱アルカリ単純泉。クセがなく、肌に優しいので湯上がりはさっぱり！