丹波竜のモニュメントは迫力満点！徒歩5分の化石発見現場も見学を

2006年、国内5例目となる親属新種の恐竜「丹波竜」の化石が発見された丹波市山南町。良好な保存状態での発見がさらなる研究の期待へとつながり、本格的な発掘調査が2012年まで続いたそうです。この世界的にも貴重な発見を記念し、化石発掘現場から徒歩5分ほどの場所に公園が整備されています。

シンボルは、全長15m、高さ7mもの丹波竜の実物大のモニュメント。ほかにも、ティラノサウルスをモチーフにした恐竜スライダーや、“ヨロイ竜”ガストニアの赤ちゃんのオブジェや恐竜ベンチなどが設置され、撮影スポットとしても人気です。

公園から篠山川沿いに北西へ450mほど歩くと、丹波竜化石が発見された川代渓谷や地層の様子を見学できます。また、土日祝に訪れたら立ち寄りたいのが公園に隣接する「元気村かみくげ」。古生物学者気分で楽しめる化石発掘体験（1人￥300）にもぜひ挑戦してみてください。

全長15m！巨大な丹波竜の実物大全身骨格を見学できるのは世界でここだけ

丹波竜化石の発見を機に誕生した、「大地の成り立ちと生命の進化」をテーマにした体験型学習施設。ひときわ目を引く丹波竜をメインに、篠山層群から発見された多種な恐竜の全身骨格（レプリカ）を復元展示。丹波市のマスコットキャラクター、丹波竜の「ちーたん」オリジナルグッズなども販売しています。

館内には化石のクリーニングルームを併設。採集された化石標本から余分な石や泥を取り除く様子を、ガラス越しに見学可能。緻密な作業の様子に思わず見入ってしまいます。

ほかにも、丹波竜化石の第一発見者レポートや、同じく市内で発見された世界最小の恐竜卵化石のレプリカ展示、恐竜の頭骨パズル、実物の恐竜化石に触れられるコーナーなど多彩。約1億1000万年前の丹波地域を描いた環境復元画を眺めれば、丹波竜が生きた世界にタイムスリップした気分に浸れます。

季節の花々が彩る庭を眺めながら、手作りケーキにほっこり。

のどかな田園地帯で、神戸から移住したオーナー夫妻が営む古民家カフェ。築80年以上の納屋を改装した風情ある店内は、靴を脱いで上がるスタイルです。柿渋で仕上げた温かみある無垢材の床や昔ながらの薪ストーブ、木で作られた恐竜のオブジェ、そして気さくなオーナー夫妻がゆったりとしたひとときを演出してくれます。

自家製アップルパイやチーズケーキなどが日替わりで登場するケーキセット（¥700）は、香ばしい自家焙煎コーヒーと共に（＋¥100でアイスコーヒーも可）。無農薬で自家栽培する黒豆や、秋は庭で実る栗を使った優しい味わいの和のランチ（¥1,000）も人気です。

大きな栗の木が植えられた庭には、ブルーベリーや夏ミカン、ユズ、柿など季節ごとにたくさんの果実が身を付けます。四季折々に咲く美しい花々を眺めながら、都会では味わえない贅沢な時間を堪能。時の流れを忘れて長居してしまいそうな居心地の良さです。