受験、就職と新たな環境に向かう人へ！学問の神さまを祀る天満宮

菅原道真公を祀る全国約12,000社の総本宮で、「学問・文化・芸術の神様」としてご崇敬を集めています。除災招福を祈念する「厄晴れひょうたん」、参拝者の身を清める「太鼓橋」といったスポットが点在。毎月25日は「天神さまの日」として御本殿で祭典が斎行され、より多くの人で賑わいます。全長約400mの参道には多くの店が並び、なかでも名物「梅ヶ枝餅」の食べ歩きは定番の楽しみ方のひとつとなっています。

御本殿の手前には心の字をかたどった「心字池」があります。池に架かる「太鼓橋」など3つの神橋は、仏教思想による過去、現在、未来を表したもの。御本殿まで続く橋を渡ると参拝者の身を清めるのだそう。御本殿近くに行くと授与所があり、子供の通学時の安全を祈る「こどもまもり」（￥1,200）などお守りの授与を行っています。

案内所の先にある「御神牛像」。菅原道真公のお使いだったと信仰される牛が置かれ、“撫でると頭がよくなる”、“怪我や病気がある場所を撫でると回復する”と言われています。多くの参拝者に撫でられ、頭はピカピカ。

3つの“日本一”や玄界灘から続く“光の道”は必見

約1700年前に創建された全国に鎮座する「宮地嶽神社」の総本宮。祭神として祀られる息長足比売命（おきながたらしひめのみこと）、勝村大神、勝頼大神の宮地嶽三柱大神は、“何事にも打ち勝つ開運の神”として多くの人に信仰されています。また今や全国区となった“光の道”を拝めるのは毎年2月と10月のそれぞれ20日の前後数日だけ。期間中は当日300枚限定の配布券（日によって変動あり）を受取り観覧できる一般観覧席と、ご祈願後に案内される特別祈願席（要電話予約、有料）が用意されています。

同社は3つの日本一を持つことでも知られています。本殿にかかる注連縄は直径2.6m、長さ11m、重さ3tと日本一の名にふさわしく、その存在感は圧倒的。ほかにも、正月には打ち鳴らす様子が見られる直径2.2mの「大太鼓」、重さ450kgにもなる「大鈴」も境内で公開されています。

境内奥には「奥之宮八社」が鎮座。火と食を司る竈門（台所）の神様「三宝荒神」や女性の心身内外を守る「恋の宮」、10数点の国宝が出土した「不動神社」など8社に参拝すると、大願が叶うといわれています。

日本最古の神社の一つ！世界文化遺産登録のパワースポットへ

日本神話に登場する日本最古の神社の一つで、宗像大社とは沖津宮、中津宮、辺津宮を総称したもの。「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として世界文化遺産に登録され、強力なパワースポットとして知られる場所です。沖津宮がある沖ノ島への入場は不可。参拝は宗像市田島の辺津宮が一般的ですが、フェリーで大島に鎮座する中津宮までお参りするとよりご利益がいただけるかも！

玄界灘に浮かぶ大島に鎮座する「中津宮」。本殿は1566（永禄9）年に創建された福岡県指定の文化財です。御嶽山の麓に建ち、裏手から続く参道を抜けた先に整備された、宗像市街地や沖ノ島などを見渡す展望台も人気。宗像大社は天照大神の三女神を祀ることから、地元のみならず、全国各地より信仰を集めています。

参拝後は境内の散策のほか、沖ノ島で発見された約8万点の国宝・沖ノ島神宝などが観賞できる「神宝館」（9:00〜16:00、休みなし、参拝料一般￥800ほか）に立ち寄ってみるのもおすすめです。また12月31日は一年の罪や穢れを祓い清め、新しい年を清々しく迎えるための「大祓式 除夜祭」、1月1日は「歳旦祭」などの祭事も開催されます。