長く愛され続けるけん玉をめざして

イワタ木工は、2000年頃に廿日市市から製造依頼を受けたことがきっかけでけん玉づくりを始めました。当初は、新たな分野への挑戦に迷いもありましたが、市内で開かれたけん玉大会で、子どもたちの真剣なまなざしを目の当たりにし、心が動かされ、けん玉づくりに取り組むことを決意したのです。

子どもたちに楽しんでもらいたいという想いから始まったけん玉づくりですが、つくるからには、人々により長く愛されるけん玉をつくりたいと思うように。遊んだ後におもちゃ箱にしまわれるのではなく、飾って眺めたくなるようなけん玉を作ろうと試行錯誤を重ねました。

けん玉づくりを始める前は、材料を丸く美しい形状に仕上げるろくろ加工や、書道用の筆づくりを得意としていたイワタ木工。そうした中で培った高精度な加工技術と、繊細な塗装のノウハウを活かし、世界トップレベルの美しいけん玉を完成させるに至りました。

設計から仕上げまで一貫してけん玉をつくり上げます。従来の製造方法では困難だった高精度の加工を、自社開発の専用機械によって実現しました。

けんと玉が繰り返しぶつかっても壊れにくく、長く遊び続けられるように、新しい技術を取り入れながら製造しています。けんの先端には、けん玉業界で初めて樹脂素材を採用し、さらに交換可能な構造を開発しました。より使いやすく、長持ちするけん玉を実現しています。

まっすぐ伸びるけんと真球に限りなく近づけた玉の、造形の美しさにもこだわって設計しているため、オブジェとして飾って楽しめるけん玉です。温かみのある木目と木肌、うっとりするほどの曲線美は、落ち着いた雰囲気の空間を演出します。

日本では、子どもの遊び道具というイメージが強いけん玉ですが、海外ではストリートカルチャーの一部として親しまれており、大人たちの間でも高い人気を誇ります。年齢を問わず楽しめるけん玉をお届けしています。

玉を限りなく真球に近づけ軌道を安定させ、操作性抜群！さらに、玉には滑りにくい塗装が施されており、グリップ性が向上しています。簡単な技から高度な技まで、幅広く楽しむことができます。

製品ごとに塗装を変え、玉のグリップ感に違いを持たせているのもこだわりのひとつ。誰でもけん玉を楽しんでもらえるように工夫しています。自分にぴったりのけん玉にきっと出会えるでしょう。

きらりと光る玉には、株式会社イワタ木工の技術を生かした高精度な塗装が施されています。塗装が何層にも重ねられているため、まるで内側から発光するように輝きます。また、見た目だけでなく耐久性も持ち味。色が剥げにくく美しい姿を長く保ちます。

おすすめ商品の「MUGEN MUSOU　HIROSHIMA LIKE」は、「ヒロシマ発祥のものづくりを通して、ヒロシマらしさ（like）を知り、そしてヒロシマをもっと好き（like）になってもらいたい」という思いで誕生。“色彩でヒロシマを魅せるけん玉”をコンセプトに、地元広島をイメージしたカラーがポイントです。

G7サミットでは廿日市市の公式土産品に選ばれたり、「ザ・広島ブランド」にも認定されたりしています。広島を訪れた際には、ぜひ記念に手に取ってください！

けん玉は、老若男女誰でも遊び方を知っている珍しいツールです。家に置けば、家族や友達が手に取って遊び、みんなで盛り上がること間違いなし。また、けん玉は集中力を高める効果も期待できるので、大人にもおすすめです！

近年、けん玉は海外でもストリートカルチャーやエクストリームスポーツのひとつとして人気を集めています。海外の人々とも、けん玉を通じて新たなコミュニケーションのきっかけをつくり、交流を深めることも！

毎年、廿日市市では「Kendama World Cup（けん玉ワールドカップ）」が開催され、世界中からけん玉プレイヤーが集まります。世界トップレベルの技を実際に目の当たりにすることができる貴重なチャンス！ぜひ、その迫力を体験してみてください！