食材だけでなく、器も地元・丹波にこだわった「里山フレンチ」

丹波篠山の自然あふれる田舎らしさ、町の人の奥ゆかしさなど、その空気感を存分に味わえる贅沢な御膳。牛・豚・鶏・大豆ミートと4種の肉を使い、丹波焼の四角い器で提供するなど、4の数字を重ね合わせて「しあわせ」という意味を込めたというこだわりよう。フレンチの技法も取り入れて考案された、美しい料理に大満足です♪

但馬牛を使ったローストビーフのサラダ仕立て。素材の味わいを引きたてるマスタードのフレンチソースと黒豆きなこのドレッシングで味わえます。

丹波地どりと赤米を合わせたピラフ風の炊き込みご飯には、丹波篠山産のコシヒカリを使っています。汁物は黒豆のポタージュで、中の具材はフタを開けてからのお楽しみ。

地元で採れた新鮮な野菜も多く使われています。名物の黒豆や黒枝豆、健康食品としても注目される赤米など、こだわり食材がズラリ♪

丹波の情景が浮かんでくるような御膳に仕上げたという料理長。「前回の優勝メニューの二部作目として考案。グルメコンテスト関西3連覇を目指します！」と、意気込みを語ってくれました。

山口の“おいしい”を集めた伝統ある郷土料理を新スタイルで！

山口の魅力を伝えるため、定番料理をアレンジ。オリジナリティーあふれるスタイルで楽しめます。絵の具のパレットをイメージして並べられた料理や薬味は、見た目がキレイ！詳しいお品書きもついているので、読みながら食べるとより味わい深いです♪一つ一つの料理を通して、より深く山口の「食」を知ることができます。

「チキンチキンごぼう」は県民のソウルフード。本来は肉とゴボウを炒め合わせますが、こちらはつくね状にした長州鶏に素揚げのゴボウを合わせて新しい形に♪

食べてびっくり！なんと一口サイズに作られた瓦そばなんです。薄焼き卵の中には茶そばと甘辛く炊かれた牛肉。全く異なる姿で見た目でも味でも楽しませてくれます。

肉じゃがはジャガイモを素揚げにしてカップに。もちもちの蓮根麩、柔らかく煮込まれた野菜と一緒にカップを崩しながら召し上がれ。食感の違いを感じられます。

「驚きとおいしさで山口の味を彩（再）発見してもらいたい」と話す料理長。出身も山口県で、地域への思いとアイデアあふれるメニューに地元愛を感じました。

伊予牛のサーロインを豪快に炙る！愛媛の大地の恵みとみかんご飯をほおばって

「伊予牛」「浜千鶏」「ふれ愛・媛ポーク」と、愛媛のご当地ブランド肉が饗宴する贅沢な丼♪伊予牛のサーロインは炙ることで名前の通り“炎舞”が表現され、甘味とコクが凝縮されます。ぜひ伊予牛のサーロインと浜千鶏の旨み焼き、媛ポークの角煮を、みかんご飯と一緒に味わって。

とろけるような舌触りの伊予牛を、まずはそのまま、次にオリジナルのタレを付けて味わって。さっぱりとしたみかんご飯に乗せて食べると、旨味・甘味が際立ちます。

しっかりとした歯応えの浜千鶏の旨み焼き、きめ細かい肉質と甘味が自慢の媛ポークの角煮でボリュームも満点♪浜千鶏のガラスープ、出汁、ポンジュースを絶妙な配合で炊くみかんご飯も絶品です。

愛媛が誇るブランド肉の旨味と、みかんご飯のさっぱり感が絶妙なバランス。野菜も極力愛媛県産にこだわり、サラダには、石鎚山SA（上り線）限定の人気商品「瀬戸の塩ダレ」を使用しています。

「愛媛の畜産、野菜を詰め込んでいるので、食べるだけで愛媛を旅行した気分に。愛媛では給食に出るほどポピュラーなみかんご飯とブランド肉を合わせた、ほかにはないバランスの丼を味わってください」と調理長。

銘柄豚の“ミルフィーユカツ”で“はらいっぺ”！ザクザク触感が心地いい丼メニュー

宮崎県ブランド豚「観音池ポーク」を使ったメニュー。モモ肉を180g使用し、柔らかく脂身の甘味が豊潤な銘柄豚を盛りに盛った、圧巻のボリュームが魅力です。肉には大葉と梅肉をはさみ、さっぱりとした後味が食欲をかきたてます。粗めの衣のザクッとした食感が心地よく、肉の旨味に“はらいっぺ”（＝お腹いっぱい）になること間違いなしです！

自家製ソースは赤味噌をベースとし、コク深く仕上げた自信作だそう。とろみがあり、カツに旨味がしっかり絡みます。別皿になっているので、“つけて”、“かけて”どちらでもOK♪

豚肉と相性抜群の大葉、梅肉ソースをはさみ、さっぱり感をプラス！180℃の油で揚げることで旨味を一気に閉じ込め、ジューシーに仕上げています。

ご飯が隠れるほど積み上げられたカツは、霧島連山をイメージしているのだとか。インパクト大の見た目にも注目です。

「コロナにカツ！という想いを込めてコンテストの参加メニューを考案。臭みがなく、柔らかい『観音池ポーク』に大葉、梅肉をサンドして重ね揚げすることで、ふんわり食感に仕上げました」と語る料理長。